プラズマ重合

通常行うべきトップコートを行わないで、蒸着機中で蒸着保護膜まで生成する工法。

特徴

プラズマ電源を備えた蒸着機を用いて、蒸着膜成膜後、真空中にモノマーガスを導入し、プラズマ重合を行うことにより、蒸着膜上にさらに保護膜を生成することが出来ます。それによりトップコート工程が不要となるため、一般外観の塗装不具合(ゴミ・ブツ等)が激減し、非常に高い歩留まりを得ることが出来ます。 重合膜は透明のため、シルバー仕上げの製品には対応できますが、色付けが必要な場合はトップコートでの対応となります。

膜構成

保護膜層
金属膜層を保護する為の層(通常はUVハードコート)
金属蒸着層
金属調を出す為の蒸着層(通常約0.1μm)